ポルトガルのレストランで、うなぎを選んだら

2002/10/17 ポルトガル出張 – ポルトガルのレストランにて

レストランのレジの横にならんでいる鮮魚の中から料理して欲しい鮮魚を好きに選べるのだが、今回はFaro名物と聞いていた貝と、以前からポルトガル料理の紹介として本の中で度々でてきていてずっと興味を持っていたうなぎを選んだ(2品も選んでしまい申し訳ない、Mr. Antonio)。

実は僕はうなぎが大好物。貝は日本でいうところのアサリ。日本のものよりもずっと白くて人の耳のような形。大きさは日本の平均的なものよりも少し小さめ。これはオリーブオイルとニンニクを合わせた黄色いソースがたっぷりかかっていて、レモンを絞って食べる。貝ひとつひとつが小さいためか貝自体にそれほど印象的な味があるわけではない。ただ新鮮でおいしい。日本のアサリに似ているが、もっとあっさりしていて苦味も少ない。味的にはオリーブオイルとニンニクを合わせたソースの方がずっと強い。

うなぎの料理には少し驚く。うなぎ1匹をまるごとフライにして、3つに切っただけのもの。横にニンニクを刻んだものと、パセリを刻んだものが付いていて、それをかけながら食べる。甘いタレをかけて丼にして食べることに慣れた日本人にはかなり違和感がある。フライにしているので油がのっていておいしい。脂っこくってけっこうボリューム満点。味自体はシンプル。その後、コーヒーを飲んで会社へ戻る。

村上篤矢

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