ポルトガル旅行記 3
ポルトガルはヨーロッパで一番貧しい国といってた。彼らは夏は8月丸々1ヶ月休み、冬は12/20~1/4の間休暇を取る。日本はrichな国なのになぜそんなに働くのかと聞かれた。
Mr.Meloは33才でポルト在住。娘と生まれたばかりのbabyがいる。15才のときからAMORIM GROUPで働き始め、もう18年も同社で働いている。まったくの営業マンという感じで、非常に調子はいいのだが、技術的な事についてはあまり深く興味を持っておらず、営業に必要な一般的な知識しか持たず、南部と北部工場のラインの違い等について詳細なところについてたずねたが、「だいたい同じで、細かいところが少し違う」といった漠然とした答えしか返ってこない。午後からAMORIMの南部工場であるCONCORD社を訪問したが、そこの技術管理者は誰も英語を話せず、Mr.Meloを通しての話になるのだが、彼の英語は今一つで、簡単な英語を選んで話すようにしないとなかなか通じづらく、特に技術的な内容については微に入り細にわたった問い合わせ、返答は難しい。
今回のクレームについても、再三内容について説明しており、内容について把握しているのだが、それほどシリアスにとらえていないように見受けられる。ボリュームが少ない事もあると思うが、技術的な事に関しては自分の担当外というところがあるように感じられる。CONCORD社を訪問し、設備の質の高さを感じたが、高品質のものをしっかり供給していくというところで営業スタンスとしての意識の低さに問題があると感じる。
Mr.Meloは営業マンとして世界各国をまわっており、スペイン、ベルギー、サウジアラビア、イラン、イラク,トルコ、タイ、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル等を訪れたとの事。イスラエルにもよく行っているそうで、国中を営業して回るそうだ。コルク栓を中心に、販売量は大きいらしい。
イスラエルは非常に良い国で、特にテルアビブの女性はロシアからの人が多く、すばらしいとの事。彼は食べ物と女性に対しては並々ならぬ興味を抱いており、仕事の話になるとロバートデニーロの様な渋い顔をするが、こういった話になるととたんに熱心に話し出す。又、仕事について話をしていてもすぐにそちらのほうに話しが行ってしまう。食べ物についても色々と興味深い事を詳しく教えてもらう。
1997/12/9 村上篤矢
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